一代で事業を築き上げた創業者Aさん。創業当初から業績を伸ばし、業歴は現在40年。保有する自社株の価値も相当高くなっています。社長の役割は長年ともに働いてきた信頼できる従業員に譲り、現在はご自身は会長。経営者としてひと区切りがつき、退職金も得て、残りの人生を穏やかに過ごせる状況です。
自らが築き上げてきた財産で、社会課題の解決に貢献したい。一方で、会社の経営は後継者のもとで安定させたい。
- 1自社株の一部(議決権の過半数に満たない範囲)を、優先配当付の無議決権株式に転換し、公益信託に託します。
- 2信託した株式から得られる配当を原資に、信託契約で定めた目的に沿って、決まった公益分野へ継続的に助成します。
- 3残りの株式は、段階的に次期社長へ引き継ぎ、経営権を安定して承継します。
- 無議決権株式に転換するため、創業オーナー・後継者の議決権割合に影響を与えず実行できます。
- 助成の目的・分野を信託契約に定めることで、創業オーナーの意思が長く実行されます。
- 自社株を現金化することなく、地域貢献の原資として活かせます。
※本ケースは制度の一般的な考え方を示す例です。税制の効果や持株比率の上限は制度の細部と個別事情で変わります。最終判断は税理士・弁護士が行います。

