「親が要介護認定を受けたけれど、まだ自分のことは自分でできるから、サービスは使っていない」
「認定を受けたのに使わないのは、保険料を払っている分、損なのでは?」

要介護認定を受けたあと、こうした迷いを持つご家族は少なくありません。結論から言うと、認定を受けても、すぐにサービスを使わなければならないわけではありません。使わなくても問題はありません。

本記事では、次のことを解説します。

  • 介護認定を受けても使わないとどうなるか(有効期間・更新・保険料)
  • 介護保険は使わないと損なのか
  • 認定を受けても使っていない人の割合と、その理由(国の調査をもとに当社で計算)
  • 使っていない理由ごとの、手助けの頼み方

要約

  • 要介護認定を受けても、すぐにサービスを使わなければならないわけではない。使わなくても問題はない
  • ただし認定には有効期間があり、切れたあとに使うときは、もう一度申請する(認定は申請した日にさかのぼって効力を持つため、結果が出る前に使い始められる場合もある)
  • 介護保険料は、65歳以上の方と、医療保険に加入している40〜64歳の方が、サービスを使うかどうかに関係なく納めるもの。使わないことで保険料が戻ることはない
  • 在宅で認定を受けた人の約2割(23.1%)は介護保険のサービスを使っておらず、理由は「家族介護でなんとかやっていける」が約5割で最も多い(2025年 国民生活基礎調査をもとに当社で計算)
  • 頼みたいことが介護保険では頼めない、他人を家に入れるのが不安、といった理由には、保険外(自費)のサービスや事前の面談で補える場合がある

介護保険のサービスが
合わないと感じている方へ

専門家のイメージ

「認定は受けたけれど、頼みたいことが介護保険では頼めない」
「決まった時間・回数ではなく、必要なときだけ手伝ってほしい」

こころのライフサポートなら、要介護認定の有無を問わず、2時間から1回だけでも、通院の付き添い・家事・ご自宅での介護をご依頼いただけます(公的介護保険は適用されない自費サービスです)。はじめに当社社員とヘルパーがご自宅に伺い、ヘルパーとの事前の面談もできます。

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介護認定を受けても使わないとどうなる?

要介護認定を受けても、サービスを使わなくて問題はありません。介護保険のサービスは、ご本人の選択に基づいて提供されるものとされており、認定を受けたからといって、すぐに使わなければならないわけではありません。有効期間内であれば、介護が必要になったときに、ケアマネジャー(要支援の方は主に地域包括支援センター)に相談して使い始められます。

参考:
介護保険法 第2条第3項|e-Gov法令検索
介護保険の解説(介護サービス情報公表システム)|厚生労働省

介護認定だけ受けておくこともできる

サービスを使う予定がまだなくても、認定だけ受けておき、必要になったときに使い始めることもできます。ただし、次の有効期間に注意が必要です。

認定には有効期間があり、切れると申請し直しになる

ただし、要介護認定には有効期間があります。有効期間が過ぎると、サービスを使えなくなります。使い続ける予定があるときは、有効期間が終わるまでに更新の申請をします。

申請の種類原則の有効期間状態に応じて設定される期間
新規・区分変更6か月3〜12か月
更新12か月3〜48か月(要介護度が変わったときは3〜36か月)

更新せずに有効期間が切れたあと、改めてサービスを使いたくなったときは、もう一度申請します。申請から認定の通知までは原則30日以内ですが、認定は申請した日にさかのぼって効力を持つため、結果が出る前に、仮のケアプランでサービスを使い始められる場合もあります。ただし、認定されなかったときや、見込みより軽い要介護度になったときは、その分が全額自己負担になることがあります。急に手助けが必要になったときに慌てないよう、更新するかどうかは、ご本人の体調の見通しも含めてケアマネジャーや地域包括支援センターに相談しておくと安心です。

参考:
サービス利用までの流れ(介護サービス情報公表システム)|厚生労働省
要介護認定に係る法令|厚生労働省
介護保険法 第27条第8項(認定は申請のあった日にさかのぼって効力を生ずる)|e-Gov法令検索

介護保険料は、使っても使わなくても納める

介護保険料は、65歳以上の方と、医療保険に加入している40〜64歳の方が、介護保険のサービスを運営するための財源として納めるものです。サービスを使わなかったからといって、保険料が戻ることはありません。

参考:
介護保険の解説(介護サービス情報公表システム)|厚生労働省

介護保険は使わないと損?

介護保険は「使わないと損」というものではありません。必要なときに、必要な分を使うための備えです。

保険料を納めている分を取り戻そうとして、必要のないサービスを使う必要はありません。一方で、困っていることがあるのに「まだ大丈夫」と我慢を続けると、ご家族の負担が大きくなることがあります。

迷ったときは、次のように考えると判断しやすくなります。

  • いまの暮らしで困っていることがあるか(入浴・通院・家事・見守りなど)
  • ご家族の手助けが、無理なく続けられるか(仕事や遠方に住んでいることとの両立)
  • ご本人の体調が、この先の数か月で変わりそうか(退院の直後・持病の悪化など)

どれかに当てはまるなら、使い始める時期をケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してみましょう。

認定を受けても介護保険を使っていない人はどれくらい?

国の調査では、在宅で要支援・要介護の認定を受けている人のうち、約2割(23.1%)が介護保険のサービスを使っていません。使っていない人の約6割(60.3%)は、要支援1・2の方です。

厚生労働省の「2025(令和7)年 国民生活基礎調査」の介護票の集計表から、当社で割合を計算しました。使っていない理由(複数回答)は次のとおりです。

使っていない理由割合
家族介護でなんとかやっていける49.8%
介護が必要な者(本人)でなんとかやっていける35.5%
外出するのが大変7.9%
他人を家に入れたくない7.4%
受けたいサービスがない5.8%
入院していた5.1%
どのようなサービスがあるかわからない4.3%
利用者負担が払えない3.3%
サービスを受ける手続きがわからない2.6%

※ 2025(令和7)年 国民生活基礎調査(介護票)第047表「介護保険制度によるサービスを利用していない者数」をもとに当社で計算(割合は、使っていない人に占める割合)。対象は、要支援・要介護の認定を受けた在宅の方。調査は約5千人を集計したもので、数値は目安です。「その他」(8.1%)と「不詳」(18.3%)は表から省いています。

参考:
2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省

最も多い理由は「家族介護でなんとかやっていける」と「介護が必要な者(本人)でなんとかやっていける」で、いまはまだ手助けが要らない、またはご家族が支えているご家庭が多いことが分かります。一方で、「他人を家に入れたくない」「受けたいサービスがない」「外出するのが大変」のように、介護保険のサービスの形が合わないことが理由の場合もあります。

使っていない理由ごとの、手助けの頼み方

使っていない理由によって、次の一歩は変わります。

「家族介護でなんとかやっていける」とき

いまは問題なくても、ご家族の仕事・体調・介護の量が変わると、急に続けられなくなることがあります。ご家族が休めない状態が続いているなら、一部だけでも人の手を借りることを考えてみましょう。

ご家族が数日家を空けるときは、介護保険のショートステイ(短期入所)などで調整できる場合もあるため、ケアマネジャーに相談してみましょう。ご自宅で過ごしたい、「ご家族が出張の日だけ」「冠婚葬祭の日だけ」数時間来てほしい、といった場合は、保険外(自費)のサービスが使いやすいこともあります。

「他人を家に入れたくない」とき

国の調査を回答者別に見ると、「他人を家に入れたくない」を理由に挙げたのは、ご本人が答えた場合は5.7%、主に介護するご家族が答えた場合は10.7%でした(2025年 国民生活基礎調査 第047表をもとに当社で計算)。ご本人よりも、ご家族のほうが気にしている場合もあります。

ご本人が知らない人を家に入れることに抵抗がある場合は、はじめに担当者と顔を合わせて話す機会があるサービスを選ぶと、安心して始めやすくなります。

こころのライフサポートでは、はじめに当社社員とヘルパーがご自宅に伺い、詳しいヒアリングを踏まえてサポート内容を決めます。ヘルパーとの事前の面談や、相性が合わないときのヘルパーの変更もできます(ご利用の曜日や時間帯によって、担当ヘルパーが変わる場合があります)。

「受けたいサービスがない」とき

介護保険のサービスで頼めるのは、原則としてご本人の日常生活に必要なことです。たとえば、ご家族の分の家事、趣味の外出の付き添い、病院の中での付き添いなどは、介護保険では原則として頼めません。こうしたことは、保険外(自費)のサービスで頼めます。

介護保険では頼めないことの例と、保険外(自費)サービスの種類は、以下の記事で詳しく解説しています。

介護保険外サービスとは、介護保険の対象にならない支援を全額自己負担で利用するサービスです。要介護認定がなくても使え、通院の付き添いや家族の手が回らない家事などを補えます。種類と提供しているところ、料金の目安、デメリット、介護保険との組み合わせ方を解説します。
介護保険外サービスとは?種類と料金の目安、介護保険との違いを解説

「外出するのが大変」とき

外出が負担でデイサービスなどに通うのが難しい場合は、ご自宅に来てもらうサービスを考えます。介護保険にも訪問介護などがあるため、まずはケアマネジャーや地域包括支援センターに相談しましょう。

通院のときだけ付き添いが必要な場合、介護保険の訪問介護で頼める通院の付き添いでは、病院の中での待ち時間の付き添いは原則として対象外です。待ち時間や診察の間もそばにいてほしい場合は、保険外(自費)の付き添いを使う方法もあります。

→病院付き添いサービスの料金と対応範囲はこちら

介護保険で頼めないことは、保険外(自費)のサービスで補える

保険外(自費)のサービスは、要介護認定がなくても使え、介護保険のサービスと組み合わせて使うこともできます。費用は全額自己負担になりますが、頼む内容・曜日・回数を、ご本人とご家族の都合に合わせて決められます。認定を受けていても、介護保険はまだ使わず、必要な日だけ保険外(自費)で頼む、という使い方もできます。

こころのライフサポートは、ヘルパーの単なる紹介や派遣ではなく、当社スタッフが主担当となり、ご本人とご家族のご希望を踏まえたうえで、当社が品質を保証するヘルパーがサポートします。

料金は1時間 税抜4,400円(税込4,840円)で、2時間からのご利用です。交通費は1回 税抜900円(税込990円)です。たとえば、ご家族が出張する日に、こころのライフサポートに2時間だけ来てもらう場合は、次のとおりです。

項目金額
基本料金税抜4,400円 × 2時間 = 税抜8,800円(税込9,680円)
交通費税抜900円(税込990円)
合計税抜9,700円(税込10,670円)

※ 入会金・初期費用はかかりません。夜間・初めての方の料金は、下の料金ページでご確認いただけます。通院や外出の付き添いで公共交通機関やタクシー等を使う場合は、その運賃も別途かかります。

対応エリアは、関東(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)と愛知県を中心としています。

→こころのライフサポートの料金とサービス内容はこちら

介護認定を受けても使わないときのまとめ

在宅で認定を受けた人の約2割は、介護保険のサービスを使っていません。使わないこと自体に問題はありませんが、次の点を押さえておきましょう。

  1. 有効期間を確かめる:切れたあとに使うときは、もう一度申請することになる
  2. 使わない理由を書き出す:「まだ必要ない」のか、「サービスが合わない」のかで、次の一歩が変わる
  3. 合わないと感じたら相談する:ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談し、介護保険では頼めないことは保険外(自費)のサービスで補う

なお、本記事の介護保険についての説明は参考情報です。有効期間や手続きは市区町村によって異なることがあり、制度が見直されることもあります。最終的な判断は、ケアマネジャーや市区町村、地域包括支援センターにご確認ください。

「認定は受けたけれど、介護保険のサービスが合わない」「必要なときだけ手伝ってほしい」という段階でも、こころのライフサポートにお気軽にご相談ください。

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「こころのライフサポート」では、介護や日常生活から”諦め”をなくすをテーマに、お客様一人ひとりの状況に寄り添いながら、真心を込めて丁寧にご対応します。

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よくある質問
介護認定を受けたのに、サービスを使わないとどうなりますか?
使わなくても問題はありません。認定を受けたからといって、すぐにサービスを使わなければならないわけではありません。

ただし、要介護認定には有効期間(新規は原則6か月、更新は原則12か月)があり、過ぎるとサービスを使えなくなります。切れたあとに使いたくなったときは、もう一度申請します。申請から通知までは原則30日以内ですが、認定は申請した日にさかのぼって効力を持つため、結果が出る前に使い始められる場合もあります(認定されなかったときは全額自己負担になることがあります)。
介護保険は使わないと損ですか?
使わないと損、というものではありません。介護保険料は、65歳以上の方と、医療保険に加入している40〜64歳の方が、サービスを使うかどうかに関係なく納めるもので、使わなくても保険料は戻りません。必要のないサービスを無理に使う必要はなく、手助けが必要になったときに使える備えと考えましょう。

一方で、困っていることがあるのに我慢を続けると、ご本人やご家族の負担が大きくなることがあります。迷ったときは、ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談しましょう。
介護認定を受けても、介護保険を使っていない人はどれくらいいますか?
2025年の国民生活基礎調査(厚生労働省)の集計表をもとに当社で計算すると、在宅で要支援・要介護の認定を受けている人の約2割(23.1%)が、介護保険のサービスを使っていません。

使っていない理由(複数回答)は、「家族介護でなんとかやっていける」が49.8%、「本人でなんとかやっていける」が35.5%で多く、「他人を家に入れたくない」(7.4%)や「受けたいサービスがない」(5.8%)という理由もあります。調査は約5千人を集計したもので、数値は目安です。
介護認定だけ受けておくことはできますか?
できます。サービスを使う予定がまだなくても、認定だけ受けておき、必要になったときにケアマネジャー(要支援の方は主に地域包括支援センター)に相談して使い始めることができます。

ただし、認定には有効期間(新規は原則6か月、更新は原則12か月)があります。使い続ける予定があるときは、有効期間が終わるまでに更新の申請をしましょう。介護保険では頼めないことや、必要な日だけの手助けは、こころのライフサポートのような保険外(自費)のサービスで、要介護認定の有無を問わず頼めます。